常盤響の週刊ニューエロス。165


    ------------------------------------------------------------

    ニューエロス 第165号 2016.02.13 責任編集、全撮影 常盤響 表紙モデル 名無しの千夜子

    ------------------------------------------------------------

    ▼目次 ・new eros pictrial #109 reverie.  model : 名無しの千夜子 ・new diary「今週のこと。2月6日から2月12日」 ・ニューコラム #150「ムーニー劇場」 ・The Girl Who Always Smokes. 今週の煙草を吸う女。 model : ミララミィー ・お知らせ、編集後記
















    new eros pictrial #109 reverie. モデル:名無しの千夜子



    new diary 今週のこと。2月6日から2月12日


    2月6日(土曜日) 日中、ニューエロスの製作をして夕方配信。夜、レコードを持ってポンテのアニバーサリーへ。 もう少しゆるゆるした感じかと思ったら、結構なお客さんで賑わっていました。 ディージェーで持ってきたレコード、まったり目が多かったので、少々苦労しながら上げめな選曲で。深夜1時終了のところが3時頃までなんだかんだ。終了後レオネオでコーヒー飲んで帰宅。帰る途中お腹が空いたので、資さんうどんで鮭朝食定食に貝汁。家に着いたのは6時過ぎでした。

    ↑賑わっているポンテ。

    ↑朝の貝汁は沁みますな。

    2月7日(日曜日) 事務作業、PC作業などを一日中。大学ノートを買いに少し外出しただけ。

    2月8日(月曜日) 日中データ現像。夕方から選曲をしてラジオ収録。

    この日放送の、福岡LOVE FM 常盤響のニューレコードはTACOとミッキー・カーティスの特集。

    Transit Radio Monday 常盤響のニューレコード 福岡 Love FM 毎週月曜日20時〜21時30分 http://lovefm.co.jp/topics/more/413

    2月8日放送分セットリスト。

    オープニングの1曲 ・雨に微笑みを(雨の樹の下で) / 冗談伯爵 XTCを7インチで3曲。 ・WAKE UP / XTCRESPECTABLE STREET / XTCTEN FEET TALL / XTC 


    ゴーゴー・ニューレコード 特集:TACO

    PUTTIN’ ON THE RITZ / TACOCHEEK TO CHEEK / TACOSAYONARA / TACOYOU’RE MY ANSWER TO IT ALL / TACOTELLIN’ EVERYBODY / TACO MAS QUE NADA / TACOSOMEWHERE OVER THE RAINBOW / TACO

    日本のニューレコード 特集・ミッキー・カーティスとサムライズ

    ・モア / ミッキー・カーチス&ザ・サムライズ ・雨のプロムナード / ミッキー・カーチスとザ・サムライズVISION OF TOMORROW / ミッキー・カーチスとザ・サムライズ誰だった / ミッキー・カーチスとザ・サムライズ ラリったラクダに乗って40日間 / ミッキー・カーティス 

    エンディングの1曲 ・雨の日には・・・ / ミッキーカーティス&ポーカーフェイス

    2月9日(火曜日) 午後まで作業少々 夕方から美容院に行って、そのあとSTEREOへ。ワタナベさんと打ち合わせしながら食事。 STEREOに戻ってソーキ君も交えて深夜までDJ。閉店後、ワタナベさんと朝まで談笑。 8時過ぎ帰宅。

    2月10日(水曜日) 夕方から選曲して、夜にLOVE FM収録。 帰宅して徹夜で東京出張の準備。

    2月11日(木曜日) 徹夜明けバタバタと準備して家を出る。途中レコードを宅配便で送って筑前前原駅へ。駐車して電車で福岡空港へ。飛行機の中は爆睡していた。羽田空港で昼過ぎまで時間を潰してから六本木へ。 国立新美術館。福岡へ引っ越してからは初めて訪れる。東京に住んでいた時は家が近所だということもあって、昼食を食べにとかでよく訪れていたし、美術館の近辺もよく知った場所だったはずなのに、もうあまり知らない土地になっている気がする。

    文化庁メディア芸術祭の会場は、祝日ということもあってか大変な人出でごった返していた。 楽屋で岸野さんとjonちゃんに挨拶。 文化庁メディア芸術祭、エンターテインメント部門で大賞を獲得した岸野雄一さんの「正しい数の数え方」の公演を観る。偶然隣の席がミントリさんだった。 子供向けの音楽劇なのだけど、僕が岸野さんと知り合ったのは16歳の時。その間、特に10代から20代前半の時期に多大な影響を受けて、濃密な時間を過ごさせてもらった記憶がめぐるような、夢を見ているような1時間だった。コンスタンスタワーズの時、作ろうとして完成しなかった人形アニメーション「ふぐ大学」、岸野さんと一緒にレコードを探して当て所なく歩いたこと、岸野さんが初めてうちの実家に泊まりに来た時、押上の岸野さんの家に毎日のように通ったことなどを思い出していた。

    あっという間の1時間の公演が終わり、そのあと「私が知っている岸野雄一」というトークショーを岸野さんと二人で。岸野さんは連日の公演でかなり疲れているようだったんだけど、出会った時の話とか懐かしい話で終始して時間になってしまった。

    終演後、何人かで食事に行って、岸野さんのいないのをいいことに公演や岸野さんの素晴らしさを語り合った。


    ↑六本木の駅にも岸野さんが!


    ↑子供達に大受けでした。

    2月12日(金曜日) さすがに疲れていたのか、かなり寝てしまった。




    ニューコラム #150

    「ムーニー劇場・金利健司の世界」

    photo by Kenji Kanetoshi

    その男は会社の帰りの格好で薄化粧をして待ち合わせの渋谷に現れた。

    ムーニー金利こと金利健司。 数年前にポートレート専科で知り合った写真家だ。

    2016年2月16日から2月21日まで初の個展を開くという噂を聞きつけ、さっそく彼を呼び出して話を聞いてみることにした。

    昔、酒をのむとよく粗相をしていたんです。友人にお前オムツした方がいいよと言われてそれからムーニーと呼ばれるようになった。自分への戒めも込めてムーニーと名乗っています。

    今回の作品展のテーマは、撮りためていた作品、撮り下ろしの作品も含めて、日本の歴史、原始時代から現代まで、結局男女がやってることは変わらないよっていう事がテーマです。

    photo by Kenji Kanetoshi

    学生の時に自主映画を撮っていました。「Kenji」という作品を作っている時に、起承転結といった形で論理だてて作っていくのが苦手で、こういう絵が撮りたい!っていうのから始まるんですよ。だから、今撮影している写真も、こういう写真が撮りたいというアイデアのもと配役して構成して撮影しているという。ですから、今思うと、映像より写真の方が作りたいものが作れていると思います。

    photo by Kenji Kanetoshi

    生まれは岡山なんです。子供の頃はクラシック音楽が好きだったんですが、僕の親父は職人で幼児の頃から八代亜紀などを場末のスナックで歌わされたりしていました。母親はまた違ってビートルズが好きだったので、中学生くらいからはビートルズやカーペンターズなどを聴いていました。なので、文化は音楽経由で入ってきた感じです。中3の時に友達がクラブでDJをするというので、クラブに行き始めました。そのあたりからスカとか60年代のものとかに興味を持ち始め、音楽だけじゃなくてファッションとかも気になり始めました。高校に入り、ピチカート・ファイブやフレンチポップとかが好きだった頃、岡山に初めて単館の映画館ができたんです。そこで「ジュテーム・モア・ノン・プリュ」とかのフランス映画やアメリカンニューシネマを観るんです。あのあたりの映画に漂っている気だるさや虚無感のようなものに影響を受けました

    その頃、従兄弟が東京の美大に入学したので、東京に遊びに行きました。さいしょにタワーレコードに行って、映画館をはしごして。ミケランジェロ・アントニオーニの「砂丘」を観て、夏の渋谷の街に出ると、景色が違って見えたような気がしました。僕はストーリーが不条理でも別に構わないというか、そのシーンが良ければよくて。だから写真もそのシーンの断片だけを作ることができて、それぞれがきちんと繋がっていなくても、見る人の方でそこは頭の中で補完してもらえればいいなと。

    photo by Kenji Kanetoshi

    最初に写真を趣味で撮り始めた時は鉄道写真からだったんです。鉄道写真はちゃんと先頭の車両から最後の車両まで入っていなければ良い写真じゃないといったような事が子供向けの鉄道写真の本に書いてあっ単です。なので、今撮ってる写真も、バストアップとかなら良いんですけど、中途半端に足が切れるとかが許せないんです。

    東京に出てきた頃は、岡山に住んでいた時の俗っぽい世界、親父が行くスナックとかに反発心があったんです。おしゃれなものとか都会っぽいものにすごく憧れがあった。自主映画「Kenji」を作ったあたりに転機がありました。オシャレな事や芸術っぽいことがしたいけど、そうなりきれなかったりした時に、自分を見つめ直すと、嫌っていたはずの演歌っぽい世界や日本の近代史なんかも結局好きなんだとわかったり。最初は鉄道とかサム・ハン・キンポーとか演歌とかそういったものが好きだとは隠してたんです。それがある時から恥ずかしくなくなったのが大きいですね。

    photo by Kenji Kanetoshi

    今後は米騒動や阿部定系をやってみたいですね。むしろとか野良着とかをヤフオクで探して買ったり。買うとこれが使えるシチュエーションはないかなとまた調べたり。でも、使い古されたボロボロの野良着が10着とか送られてくるので、嫁さんは嫌がってますけどね。

    金利健司 小学生の頃、写真を撮り始める。 自主制作映画「kenji」を上映したり、女装したり、多彩に活動していたが、 デ ジタル一眼レフ購入後は写真を中心とした活動に集中。 2010年より「かめこ展」に参加。 「宇宙わんぱく隊」としてのグループ展開催。 「ポートレート専科2012/2015」に参加。 2014年「我的新愛神(わたしのニューエロス!in 台湾!」「Love to Eros」参 加。 2015年3月「Moony Kanetoshi劇場 in 台湾」開催。 その他、「パンチラ2015」「だいっきらい展」「Love to Eros 2」「Tommy展」 等展示多数。



    The Girl Who Always Smokes.

    今週の煙草を吸う女。

    model : ミララミィー


    編集後記 というわけで、11日は国立新美術館で岸野さんとトークをしてきました。本当におめでとうございます 。と何度言っても祝いきれない!今後、日本各地でも公演などがあると思いますので、ぜひともお出かけください。常盤さんは今週いっぱいは東京におりますのので、どこかで酒、飯などよろしくお願いします。

    ----------------------------------------------------------------

    ニューエロス 第165号 2016年2月13日発行 責任編集、アートディレクション、撮影 常盤響 -----------------------------------------------------------------


    #名無しの千夜子