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ニューエロス 第12号
2013.3.9
責任編集、全撮影 常盤響
表紙モデル 杏子
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▼目次
・Girls Like You archives #005 水沢優那
・ニューコラム
・エロス世界遺産 006 岩手県水沢を歩く。02
・ お知らせ、編集後記
Girls Like You archives
第5回 モデル 水沢優那 2010年7月26日撮影 エロス世界遺産が水沢の町を紹介してるので思い出してしまった水沢優那ちゃん。2010年の7月の撮影でした。 背は小さいのだけど大迫力のボディと天真爛漫さとセクシーさが交互に責めてくる表情が良かったなぁ。また撮影したいですね。 久々に水沢さんの写真見返したらなかなかセクシーなのがたくさんあったので、また載せたいと思います。
水沢優那 オフィシャルブログ 水沢優那の☆優ニャンニャン☆ブログ http://ameblo.jp/mizusawayu-na/
ニューコラム 012
ブロウフライのコラージュ
データを整理していたら、昔作ったブロウフライのコラージュが出てきました。 レコードジャケットをカラーコピーして切り貼りし、ペイントしてからスキャンして作ったのを覚えてます。
ブロウフライとは奇天烈なマスクをかぶり、ソウルを始めとした名曲を下品な替え歌にして歌う謎のお下劣ソウルシンガー。
アルバムもマイナーレーベルからですが沢山リリースしています。
上に載せたのは彼のアルバムの一部ですが、どれも下品きわまりなくてビザールなジャケットでしょう?たまりません。
この謎のハエ男の正体はマイアミの実力派コンポーザー、シンガーのクラレンス・リード。 数々の名曲を書き、自身のアルバムもヒットさせているリードが何故に下品なハエ男に変身しているのかは謎なんだけど、そんな変身願望ってわからないでも無いです。それにしても、変身後の吹っ切れようがいいですね。
僕がブロウフライの事を知ったのは、宝島で連載していたイラストレーターの湯村輝彦さんのコラムからなんですが、エロくてフェティッシュでカッコイイ湯村さんのイラスト世界とリンクしてる感じがしたのを覚えてます。
そんな訳で、以前に湯村さんのトリビュートDVDに参加した時も、マスクと衣装を作って僕自身がブロウフライに変身した映像作品を作りました。
非常にくだらなく下品な作品なのですが、今度機会があったらそのDVDも紹介したいと思います。
エロス世界遺産。#006
岩手県水沢を歩く。02
岩手県の内陸の南部に位置する水沢をブラブラしています。 水沢のスナック街にまつわる話で驚いた話。地元の友人に聞いたのですが、水沢の歓楽街に初めてのセクシーパブが出来た時の話。どんなものかと行ってみると、以前に彼の同級生の親子がやっていたスナックだったそうです。そこが居抜きでセクシーパブに変わっていたので、勇気を出して入ってみると、ランジェリー姿の同級生が出てきて、膝の上に乗りおっぱいを触らせたらしいのです。 それだけでもかなり気まずかったのですが、音楽が変わったら、その同級生のお母さんがでてきて、膝の上に乗られたらしいのです。気まずいよりも、立ち直れない気分で店を後にしたんだとか。なんでも、親子で営業していたスナックが不振で起死回生のアイデアとしてセクシーパブ化したらしいのですが、スナック以上にリピーターが現れず、結局店をたたむことになったらしいのです。まぁ、真偽のほどはわからないのですが。
というわけで、前回は水沢で一番の歓楽街、寺小路近辺をウロウロしましたが、今回は他のエリアを歩いてみることにします。
駅前から延びるアーケード街の靴屋さんの素敵なシャッター。日曜日なので休業中。
日曜ということもあってシャッターが閉まりがちなアーケード街を進み、水沢グランドホテルを越して最初の角を左折します。
するとすぐに不審な建物が。
火事にあったかのような煤けた色合いの怪しい建物が現れました。
なかなかファンキーなロゴでディスコハウス「ラマンダ」の文字。このロゴ最高ですね。
このビルには「カルーナ」「ラマンダー」「アラモ」「東東」の店舗が入ってるようです。
こちらの看板では「ラマンダ」ではなく「ラマンダー」なんですね。
ビルのエントランス。こちらも表記は「ラマンダー」です。どれもロゴが微妙に違います。70年代の感じのまま残ってるのがいいですね。
地元の方に聞いてみたところ、出来た当初はディスコだったかもしれないけれど、どちらかというと、フィリピンパブのようなショーパブのお店だったらしいです。
現在は営業はしていないのですが、イベントやライブなどの会場として貸し出しているらしいです。内装も気になります。
大型ショッピングセンターメイプルの手前を左折したあたりのスナック。
もう閉店している「アルル」の看板がいい感じです。
呑気なイラスト入りの工事用フェンス。
周りに散らした音符記号のせいで、店の名前「祝(いわい)」がまったく目立たなくなっている。
一瞬なにが描いてあるのかわからなかった。
慣れない雪道を歩くのは結構疲れるものです。
メイプルの間の道113号沿いにある「DEE DEE'S CAFE」でお茶をしました。(写真を撮り忘れたので翌日撮影に行ったら閉まってました)
名前からもわかる通りラモーンズ好きな店主がやっている店で、イベントなどもしょっちゅうやっているみたい。
かなりカルトなイベントが多く、根本敬さんや秘密博士をゲストに呼んだりと不思議な店。
http://users.catv-mic.ne.jp/~deedee/index.html
113号から397号ぶつかって袋町のほうに曲がってみます。
水沢では著名なオカマのママがやっているナイトパブ「空港」。
「空港」の建物の隣にある雑居ビルもなにやらカオスな匂いが。
スナック「蘭」の角を曲がって少し行くと、また謎の複合施設が。スナックゲストルーム、酒房常次郎、酒房もっきり大学、カラオケスナック演歌。なかなか強力な布陣。
解読が難しいけれどカッコイイ!
カラオケスナック演歌の2軒ほど隣にあるのが焼肉「龍園」。岩手県でも一二を争うと言われている、前沢牛焼肉の名店。
美味い安いとその名は県外にも広く轟いています。以前は水沢でDJといえば「龍園」で飯だったのですが、ここしばらくは予約が取れず行く事が出来てません。
袋町の交差点をアーケードに向かって曲がってみます。この通りには今風のお店がありますね。ガールズバーもありました。
店名からは何の店かがイマイチわからない。
一本裏通りに曲がってみます。スナックだけはたくさんありますね。
お!巨大「つぼ八」発見!すごい「つぼ八」押しの看板ですね。
ここは水沢ロマンスという映画館だった建物。センターに映画館、サイドにスナックというコクのある複合施設だった模様。
10年以上前に映画館は閉館したらしいのですが、今はスクリーンもあるリースホールとして貸し出しをしてるそうです。
水沢ロマンスのサイドにあるスナック群。
元の映画館入口。
このあたりはキャバクラらしい。
思い切りの良いネーミング。
ホテルの近くに戻ってきて、半日慣れない雪道を歩いて疲れたので一旦休憩。
夜になって、水沢の友人と飲みにいきました。
夜の寺小路。日曜の夜なのでもっと閑散としているかと思いきや、開いてる店もポツポツあります。
ただ、歩いている人は皆無でした。
やはり、スナックの看板は灯りがともってこそ。昼間に地味だった看板もいい雰囲気になります。
残念ながら開いてなかった美人画の看板の店。
がらんとした路地にカーニバルの灯りがまぶしかった。
ひとしきりウロウロしてから、カーニバルのそばにある居酒屋「河長」で晩飯&飲みで楽しい夜を過ごしました。
翌日は快晴!昼過ぎには帰るので、それまで行き残した場所を押さえます。
水沢にもイメクラがあった時期があるとは感慨深い。閉店後しばらくたってそうだけど、遺跡の様に残ってます。
駅前を少し横道に入ったとこにある「もんちっち」。看板、ネオン、テントともにきれいにしてます。
イラストの具合がたまらないですね。
ラマンダーの前を少し行くとある「東ホテル」。まだ営業してるのかな?
ショーウィンドーの中がかわいらしい「喫茶カナリア」。
昭和4年に帝国ホテルに倣った外観で作られたらしい「エイヨー食堂」。残念ながら閉店してしまったそうですが良い建物ですねぇ。
横町の交差点をさらに奥に行ってみます。「エルメス」発見。
麹屋さんの奥に「駒形神社」があります。
麹屋さんの手前を入るとこつ然と現れる「水沢プラザ」。
水沢でも一番怪しげな複合施設です。建物のデザインも謎。「スナック鰐」「パス多井夢」など謎度高し。
中に入っていく勇気が。
こちらの階段は物理的に危険。
少し移動して、県道226号をブラリ。不安定な建物発見。すごく幅の狭い階段を上がった2階のみの建物。
不安定な建物の間の路地にもあやしげな小料理屋が。
先ほどの建物のそばにある路地を少し入るとあった、ナイトパブ「モック」と小料理「かこ」。
実はこの2軒、川の上に板をしいてそのうえに建ってるのです。
これは土地代とかそういうのどうなってるのでしょうか?下水は垂れ流し??
このように建物の下は川です。権利関係が謎ですなぁ。
県道226号から寺小路方面に戻る途中、発見した謎の民家。庭、建物共に様々な装飾品で飾られています。
なんといっても目を引くのは、小沢一郎とおぼしき肖像画がデーンと飾ってある所。さすが小沢一郎のお膝元の町だけあります。
ホテルをチェックアウトしてからの午前中なのに、けっこう濃い場所がまわれました。今まで何度も来ていた水沢にもまだ知らない場所がたくさんあって、なかなか面白かったです。 一見、普通の町でも掘り下げていくとなにかしら出てくるものですな。次回は3月末に岐阜の町を色々掘り下げてみたいと思います。岐阜は怪しい所も多そうなので非常に楽しみです。 編集後記
ニューエロス009号で紹介したイラスト工房ユニを覚えていますか?昨日イラスト工房ユニの方からメールが届きました。なんでも、知人の方に聞いてこのニューエロスを見て下さったそうです。以前に紹介した時にはわからなかったのですが、お便りによると、根本的に女性イラストを出発点として始められたそうなんです。なので、あらゆるページに女性イラストを登場させているのだそうです。今後、女性イラストのページも修正改良していくおつもりだそうですので、今後も期待しております!
イラスト工房ユニのページ
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ニューエロス 第12号
2013年3月9日発行
責任編集、全撮影 常盤響
協力 東川昌弘
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