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ニューエロス 第70号
2014.04.19
責任編集、全撮影 常盤響
表紙モデル 更科青色
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▼目次 ・new eros pictrial #017 jelymari. model : Jelymari ・ニューコラム 068 「ぼんやり九州紀行、その1。」 ・The Girl Who Always Smokes. 今週の煙草を吸う女。 ・お知らせ、編集後記
new eros pictrial #017 jelymari.
モデル:jelymari 2014年3月20日撮影
ニューコラム 068
「ぼんやり九州紀行、その1。」
福岡に住んでもうすぐ3年になる。その割に行ってないところが多いもんで、先月の終わりにちょっと遠出してみた。この週刊ニューエロスでは以前「エロス世界遺産」という不定期連載があったのだけど、はからずともそんな感じも少し。ニューエロス060のニューコラム「福岡で縄文に親しむ。」の続編的な旅でした。
福岡から熊本に立ち寄って、そのまま鹿児島へ。そして宮崎に寄ってから福岡へ戻るという2泊3日の自動車旅行。車では熊本までしか行った事が無いので、発の長距離ドライブです。
最初に行ったのは熊本の市街地の北部にある西浦荒神社。田舎の山間にあるのでひなびた神社かと思いきや、立派な総社宮を持った神社でした。
↑西浦荒神社
↑社の中も奇麗です。
↑外の商店にあった自販機? 西浦荒神社の隣に立派な総社宮もあったのですが、あまりグっとこなかったので、社の周辺をウロウロしていると、気になる看板が。
↑気になる看板 「だご汁 亭元」とあります。だご汁(だんご汁)は大分、熊本などで食される麺なのですが、かなり昔に熊本の金峰山にある峠の茶屋で食べて以来です。麺と団子の中間の様なだご汁は、大変魅力的だったのですが、この後行きたい店があったのでグっと我慢しました。 今思えば、もう西浦荒神社を訪れる事も無いだろうから無理しても食べておけばよかったなと後悔しています。 次に訪れたのは、熊本の弓削神社です。熊本インターの近くを流れる白川が大きく蛇行している川のほとりにあります。隣には巨大な九州電力の弓削変電所があって、変電所の工業的なたたずまいとのコントラストが面白いです。
↑弓削神社の外観
↑狛犬はユーモラスな感じ 弓削神社はこちらの女神、白川を挟んだ向いにある弓削法皇社を男神とする対になった神社で、巨根と淫蕩で有名(?)な道鏡法師を祀った神社です。この里に住んでいた妖艶華麗な藤子姫と深い契りを結び、藤子姫の交合ともてなしによって、その後安穏の日々をおくったという言い伝えから、夫婦円満や子宝に効く神社とされています。
↑弓削神社の由来に付いてはこちらに詳しい
↑社の正面には巨大な男根が。おみくじがいっぱい刺さっています。
↑社の内部
↑陰陽が一体になった置物
↑くぐると腰が良くなると言うミニ鳥居
↑沢山の性器的なものが奉納されています
↑女性器や男性器をかたどった木片に釘をうちつけた奉納品。浮気封じや浮気相手への呪いのような文が添えられています。こんな奉納品があちこちに大量に供えられていました。正直ゾっとしますね。
↑またがると子宝が授かったり、男性力がみなぎったりするという巨大珍宝。
↑ユーモラスなお土産の手ぬぐい。
↑お守りもこんなかたち
↑札所は無人だったのですが、連絡先の方の名字が穴見とは!
弓削神社を堪能した後は、白川を挟んで向かい側にある弓削法皇社へ。
↑こちらは、参道も土のままで素朴なたたずまい。
↑先ほどの弓削神社と比べるとかなり小振りな社。
↑性器奉納について詳しく知りたい方はこちらを。
↑還暦の記念に奉納された石製の巨根。
↑こちらの性器奉納はプリミティブでダイナミック。
↑木材の枯れ具合の塩梅が素晴らしい。へのこって感じ。
↑藁人形も奉納されてました。こちらはまだ新しかったです。
↑こちらにも釘を打ち付けた呪いの奉納品が多数。 大変面白かった弓削神社を後にして、鹿児島に向かう前に遅い昼食にしました。熊本と言えば、僕の大好きな「みのや」といううどん屋さん。今から20年近く前に仕事で訪れた熊本で虜になってから、熊本に来る度に通っていました。昔は熊本の市役所のそばにあったのですが、昨年の秋にお店を移転してしまいました。移転先はちょっと遠くなって車じゃないと行けなくなっていたので、いい機会なので移転後の初「みのや」を堪能してきました。
↑「みのや」といえば豆天とごぼう天を入れたうどんが大好物です。これにかしわごはん。テーブルに置いてある昆布の細切りを唐辛子で和えた辛い佃煮を薬味代わりにうどんに投入して食べるのが好きです。お店が変わっただけで、なにも変わらなく美味しい「みのや」のうどんに舌鼓を打って鹿児島に向かいました。
熊本の益城熊本空港インターから九州自動車道で2時間ほどで鹿児島の霧島市に着きます。もう夕方になっていたので、隼人道路を大穴持神社へ向かいます。
↑鹿児島湾近くの大穴持神社。鳥居がシュッとしています。
↑社も赤、白、黄色でカワイイです。
↑砲弾の奉納は西南戦争にまつわるものでしょうか?
↑摂社もレゴで作ったみたいでカワイイですね。 この後はすっかり暗くなってしまったので、鹿児島湾をぐるっとまわって桜島へ。夜の7時を回っていたので、桜島に至る道には開いてるお店がほとんどなく、やっと一軒あったヤマザキデイリーストアで煙草と飲み物をかっただけで、夜ご飯を食べる場所も無いままこの日の宿の桜島シーサイドホテルへチェックイン。本当は10年以上前に鹿児島でのDJイベントの翌日にみんなで行った龍神温泉に行きたかったのですが、いつのまにか潰れていました。シーサイドホテルはいい塩梅に寂れていて、まっくらな露天風呂も良かったです。この日は素泊まりだったので、結局夕飯は抜きだったのですが、長距離ドライブで疲れていたのかすぐに寝てしまいました。 ぼんやりとした九州旅行ですが、思いのほかエロスなコラムになって良かったです。次号では翌日以降を書こうと思います。
The Girl Who Always Smokes. 今週の煙草を吸う女。
model : natsu
編集後記 前回、コラムをお休みしたので、今回は写真たっぷりめでお届けしました。昨夜は渋谷のオルガンバーで新しく始まったパーティ、zazueira!の日でした。新しいパーティーの始まりと昭和ダンスパーティの本当のラストというか。先々週から今日まで色々な事がありすぎて、本当は書きたい事もたくさんあったんだけど、その辺はまた落ち着いてから、ということにしたいと思います。とにかく、昨夜はお客さんや友人たちと一緒にパーティの時間を過ごせてよかったな。来てくださった方、本当にありがとうございました。 ------------------------------------------------------------
ニューエロス 第70号 2014年4月19日発行 責任編集、全撮影 常盤響 ------------------------------------------------------------
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