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常盤響の週刊ニューエロス。109


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ニューエロス 第109号 2015.01.17 責任編集、全撮影 常盤響 表紙モデル 青海 ------------------------------------------------------------

▼目次 ・new eros pictrial #053 third eye.  model : 青海 ・ニューコラム #097 「love to eros展。」 ・大野ケイスケの0721文 「男子校」 ・お知らせ、編集後記











new eros pictrial #053 third eye.

モデル 青海 青海 DVD 「マリオネット」 発売中! http://www.i-dol.tv/works/-/detail/=/cid=ome194/ 青海オフィシャルブログ http://ameblo.jp/umi-mcp/



ニューコラム #097

「love to eros展。」 前回に引き続き、今年最初の展示『Love To Eros 展』について書きます。 先週号ではちょうど展示初日にバタバタと配信したのですが、初日からたくさん来場していただいて出展者一同大喜びでした。 この展示、僕以外の出展者は、全員同サイズ、横一列の展示だったんですが、会場の奥にあるスペースを別会場的に僕の写真で埋めたいという主催のじぇりたんの意向でピンク色の謎空間が生まれました。 そこは平日昼間でも飲めるスペースになっていて、毎日だれかしらがそこで喋ってるという。 僕は残念ながら毎日仕事が入っていて、あまり在廊することはできなかったので、せっかく来てくれたのにお会いすることができなかった方もたくさんなのですが、いらしてくださった方本当にありがとうございました。 もともと、展示しようと思って撮り下ろしたモノクロの作品があったのですが、それだけでは会場が埋まらず、搬入日に急遽もっていたデータの中から過去に展示したものや、ニューエロスで撮影したものなどを見繕って、ギャラリーを運営しているミカ製版さんで出力してもらって展示するというバタバタっぷり。 自分の展示について少し。 この展示のテーマというかタイトルがLove To Erosなのですが、僕の展示、もう会期も明日18日までなので行ってしまいますが、EROSはあるかもしれないけれど、まったくLOVEの無い刹那的で露悪的な展示だったのです。昨年はニューエロスや仕事の撮影以外にちらほら作品を撮っていたのですが、個人的な事情でその作品を使用する気にはならず(夏のポートレート専科では展示しましたが)昨年の後半、まったくLOVE感の無いというか、マイナスLOVEな日々というか、正直LOVEやEROSを考えたくもないドヨーーーンとした毎日。そんな中での今回の展示、自分の心情というよりはセンチメンタルさの無い、身も蓋もないエロス感が見える作品を過去の作品の中からチョイスして展示したという次第です。ピンクの照明(LEDの照明に100均で買ったコップをかぶせただけ)はそんなLOVEの無さをごまかすための照れ隠しみたいなものです。展示した作品はどれも好きな写真なのですけどね。 会場の最初に展示してあるモノクロの作品の連作だけは、撮り下ろしなもので、ちょっとセンチメンタルな作品になっているのですが。 そんな『Love To Eros 展』も明日18日が最終日。最終日は18時までなので、もし興味がある方はぜひご来場ください。僕は、さっき福岡に帰ってきてしまったので会場には行けませんが、他の素晴らしい作家陣がお待ちしていると思います。


↑撮り下ろしの作品でモデルをしてくれたnatsuさんが来場してくれたのでピンクな場所でパチリ。 Love To Eros 展 明日1月18日まで! 12:00〜18:00  http://lovetoeros.com クリエイションギャラリー 日本橋箱崎CGN http://m-cgn.jp

大野ケイスケの0721文

「男子校」


 中学高校と男子校だったので、「エロス」に対する向き合い方が共学出身者に比べ、少々おかしなものになってしまったことは否めない。特に中学はひどかった。男女の恋愛が根底にあるものと「エロス」を規定するなら、僕らはその対象が不在だった。女子がいないのである。とはいえ、「エロス」に芽生える年齢だ。女子不在の「エロス」がどういうものになるかといえば、「ナイキ」とか「村上春樹」とか「ドラクエ」とかと変わらない、個人的に「好きなモノ」のひとつになる。クラスに女子はいないから、ある日恋に落ちることもないし、長い髪や柔らかそうな身体をした女子を目の前に悶々とすることもない、恋愛という実践がないから「エロス」は突然訪れる衝動ではなく、選ぶも選ばないも個人の自由という「嗜好」の一種であった。楽しみ方もそれぞれで、「フェラチオや正式にはフェレイティオだ!」「アヌスは名詞でアナルは形容詞!」と、まるでセンター試験に出るかのように猛勉強するやつもいれば、いかに内容的にハードな、おおよそ中学生の知りえないジャンルのエロ本を持ってくるかに命をかけてお茶の水界隈を徘徊するやつもいたし、その気もないのに決死の覚悟で「薔薇族」を買って夢中に読んでいるやつもいた。当時の僕らはそれが「エロス」であることを信じて疑わなかったし、もちろん興奮もしていた。秀才のA君も真面目な風貌にもかかわらず、そんな「エロス」を嗜み、ある日父親が買っていた一般週刊誌のヌードグラビアをこつこつと綴じた自作のエロ本を持って来た。僕らはその努力を称え「さすがAだな!」と思ったものだった。Aはその後東大に進んだ。そんな中学時代を軽蔑する人々もいるが、僕は全く後悔していない。本当に楽しかった。

大野ケイスケ 放送作家、ライター。「ミュージックフェア」「weekend Hips」「深夜喫茶スジガネーゼ」「ユミパン」「SMAPパワースプラッシュ」「髭まかせ」「マイ・クレイジーケンバンド」「巨乳王子」など。



編集後記 昨夜は今年最初のZAZUEIRA!でした。毎月第三金曜日に渋谷のオルガンバーでやっているパーティ。小西康陽さん、ノエルさん、大好俊治さん、山中一司さんといった素敵なDJとご一緒させてもらってます。昨夜は早い時間からお客さんが多くて、なんとZAZUEIRA!で一番の集客だったそうです。朝方のノエルさんとのB to Bも楽しかったな〜!来月もぜひ遊びに来てくださいね。 ------------------------------------------------------------

ニューエロス 第109号 2015年1月17日発行 責任編集、全撮影 常盤響 ------------------------------------------------------------

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